池田屋ランドセル「防水コードバン」シリーズの特徴と価格をまとめた!

コードバン

一般的なランドセルには牛革や人工皮革(クラリーノやベルバイオ)が使われますが、馬のお尻の皮であるコードバンを使ったものもあります。

他の素材に比べると希少性が高いため価格が高くなりますが、その分耐久性に優れ、触った感覚や見た目にも品格が漂う素材です。

池田屋ランドセルにも、このコードバンを使用したランドセルの用意があります。今回は「防水コードバン」シリーズの特徴と価格をまとめてみました。

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耐水性に劣るコードバンに防水加工を施した池田屋ランドセルのコードバン

コードバンシリーズ赤

耐久性が高い素材の1つであるコードバンですが、一方で耐水性は悪く、手入れが面倒であるとされています。

この弱点を克服するために、池田屋ランドセルでは防水加工を施すことで6年間雨にも負けずに使い続けられるランドセルに仕上がっています。雨に濡れてしまっても、ランドセルの表面をタオルなどで拭き取るだけでお手入れはOKです。そのため、防水カバーをしなくても6年間使い続けられます。

池田屋ランドセルは、刺しゅうなどの余計な縫目を付けないことで、ランドセルの内部への浸水も防ぐ防水力を誇っています。1時間に10mmという豪雨でも、教科書などを入れる大きなマチを持つメインルームやポケットに至るまで、浸水することはありません。

重量感のあるコードバンは表面のみ使用で軽量化・低価格化されている

コードバンの背当て部分

コードバンは、牛革や人工皮革に比べると、重量のある天然皮革となります。そのため、ランドセル全体にコードバンを使用すると、どうしてもずっしりとした重さを感じるランドセルとなってしまいます。また、価格も他の皮革に比べると高いため、高額になってしまうデメリットを持っています。

池田屋ランドセルでは少しでもランドセルの軽量化を図るため、子どもが直接触れる背あてや肩ベルトの裏側にはあえて汗に強い人工皮革を使用し、肩ベルトの表側にもしなやかさに富んだ牛革を使用するなど、本体構造は他のランドセルと同一になっています。

異なる点は、かぶせや本体の表側の素材のみです。つまり、重量のあるコードバン素材は表側のみに使われているため、他のメーカーのコードバン素材のランドセルに比べると軽く作られています。

池田屋ランドセルの人工皮革を使ったランドセルの重量はおおよそ1100gですが、コードバンを使ったランドセルでも重量はおおよそ1400gとその差は300gです。

また、限られた部分にコードバンを使うことで、価格も抑えられています。税込み価格で98,000円、10万円を切った価格で購入可能です。

昔から愛される黒と赤の2色展開

池田屋ランドセルのコードバンシリーズ

近年のランドセルはカラーバリエーションが多く、刺しゅうなどを施されたものもあります。ですが、防水コードバンのランドセルは、あえて昔からランドセルの色として愛されている黒と赤のみ、ステッチも同色のもので、刺しゅうなども施されていません。

これは、コードバンという皮革が持つ風合いを最大限活かすためなのでしょう。コードバンは皮革の中ではダイヤモンドと言われるほど希少性があり、風合いを持つ素材です。飾りを付けなくても十分にかっこよく美しい素材だからこそ、色や刺繍で目立たせる必要がないのです。

ですが、低学年などの幼い子どもにはまだその価値が分かりにくいかもしれません。そのため、別売りとなりますが、貼り付ける刺繍シールや反射シールを使い、オリジナリティを持つランドセルに飾り付けることが可能です。シールを剥がしても素材を傷めないため、価値が分かるようになった時にはシールを剥がし、素材の良さを楽しんでください。

池田屋ランドセルの刺繍シール

まとめ

耐久性はあるものの、水に弱く、手入れが面倒なコードバンも、防水加工を施すことでランドセルとして扱いやすくなっています。

やんちゃな子どもでも6年間使い続けられるランドセルであり、小学校を卒業するころには、コードバンが持つ風合いを理解できるようになるかもしれません。