池田屋が教える「ランドセルの正しい背負い方」とは?

池田屋ランドセルを背負った横から
ランドセルにも正しい背負い方があることを知っていますか? 「ランドセルなんて適当に背負えばいいんじゃないの?」と思っている人は、大間違い。 子どもの身体にピッタリのランドセルを選んであげないと、のちに大きな影響を与えることもあるのです。 では、子どもの身体にフィットしたランドセルを選ぶにはどうすればいいのでしょうか? また近年、重量化が進むランドセルを軽く感じるための背負い方とは? ここでは、ランドセルの背負い方についてお伝えします。

※追記予定

ランドセルの試着の仕方

初めてのランドセル。以下の点に気を付けて、試着をしましょう。
  1. まっすぐの姿勢でランドセルを背負います。
  2. 肩ベルトの付け根は肩に当たるよう長さを調整します。
  3. 左右の肩ベルトの位置が対称になっているかどうか確認します。
  4. ランドセルのなかに教科書の代わりとなる“重し”を入れます。
  5. 周囲に注意をしながら、腕を振ったり、実際に歩いたりしてみて、背負い心地を確かめましょう。

ランドセルが子どもに合っているかどうか確かめる方法

我が子のランドセルはサイズ等ピッタリ合っている? 子どもの成長に悪影響を及ぼさないよう、ランドセルがフィットしているかどうか、調べる方法をお伝えします。

1.肩のフィット感をチェック

池田屋ランドセルのフィット感 ランドセルを背負ったときにまず真横から、そして後ろから、肩とベルトのフィット感をチェックします。 肩とベルトが隙間なく接することで、食い込みや型ずれを防止します。 またランドセルの上側の部分が肩のラインより低い位置にあると、子どもはランドセルの重さをより感じやすいです。 ランドセルの重心が身体の低い位置にあるほど、下へと引っ張る力は強くなります。 そのため、肩のラインよりランドセルの上方が上にくる、あまり重さを感じさせないランドセルを選んであげましょう。

2.背中に違和感がないかどうかをチェック

池田屋ランドセルを背負った横から 背中に違和感がないかを確認します。 隙間がなかったとしても、子どもが「なんか変な感じ……」と言う場合は、使用を取りやめましょう。 またベルトの長さを調整することで、ランドセルを立たせ、肩への重さを分散させることで、快適さが増します。 背中に当たるクッションにも違和感がないかどうか、確かめましょう。 背負った際、背中以外にも、腰、肩、脇、肩ベルトのバックル部分など強く当たったり、不快感を覚えたりする箇所はないか、確認しておくことをおすすめします。

どうしても分からないときは……?

上記の方法を使って確認してみたけれども、いまいち我が子にフィットしているのか分からない。 そのようなときは、店員さんに尋ねてみるのも一つの手です。 毎年、たくさんの子どもたちのランドセル姿を見ている店員さんであれば、親御さんが見逃した細かい点にも気づけるはず。 店員さんに尋ねるときは、大手のデパートやスーパーマーケットよりも、ランドセルメーカーの直営店のほうが専門知識のあるスタッフが多く、より細かな点にも注意を払ってくれます。

ランドセルの重さを感じにくい背負い方

ある調査によると、小学生が1週間のうち最も重い日の荷物は、約4.7kg。 ランドセルの重さもプラスすると、6kg近くなるそうです。 そんなランドセルを軽く感じるためにも、ぜひ以下の方法を試してみましょう。

1.重いものはランドセルの背中側に入れる

辞書など重いものはランドセルの背中側に入れると、軽く感じやすくなります。 ランドセルのマチ幅があるほど、テコの原理で重さを感じます。 シーソーのように背中から離れた分だけ下に回転する力がかかってしまうのです。 重い荷物は背中側、軽い荷物は反対側を意識して荷物を詰めましょう。

2.重いものはなるべくランドセルの上方に置く

重いものを背負うときは、なるべく重いものを上のほうに置きます。 1.と併せて考えると、背中に近い上方がベストです。

3.ランドセルのなかで教科書をずらさない

身体をぶらぶらと揺らす力として働いてしまうため、重いものをランドセルのなかで動かさないようにしましょう。 隙間があると教科書がずれて、その分重さを感じやすいです。 タオルなどを詰め込んでなかの隙間を埋めると、重さを感じづらくなります。

身体にフィットしていないランドセルを背負ってしまうと……?

身体に合わないランドセルを使ってしまうと、猫背気味になったり、肩をすぼめてしまったりして、子どもの成長によくありません。 ランドセルを背負ってみて、子どもが何か違和感を覚えているようでしたら、たとえ機能性やデザイン性に優れていたとしても、使用しないことをおすすめします。

まとめ

以上、ランドセルの正しい背負い方でした。 ランドセルは6年間使うもの。 最初はちょっとした違和感かもしれませんが、毎日蓄積されていくと、大きな痛みなどにつながる可能性もあります。 特に通学時間が長い子どもは、ランドセルを背負っている時間も長いので、注意が必要です。 子どもの身体にピッタリ合ったランドセルを背負うことで、6年間の小学校生活をもっと楽しんでいきましょう。